2020/11/1
|
|
理事長ブログ17 第52回全日本大学駅伝のゆくえ |
|
今日から11月に入った。朝晩は寒くなってきたが、昼間は晴天でまだ温かく過ごせる。 そんな中で第52回全日本大学駅伝が始まったが、ご存じの様にコロナ禍の中で開催が危ぶまれたが、困難な理由を並び立てるよりも、どうしたら開催できるのかを念頭に取組んできて本日を迎えたわけである。 結果はご覧いただいた方も大勢いらっしゃると思うが、駒澤大学が東海大を振り切り大会日本新記録、かつ6年ぶり13回目の優勝となった。 最終第8区でのトップは青学大で、東海大が2位、それに駒澤大がトップから43秒差でバトンをもらいスタート。 3強が並び予想通りの展開となったが、結果は駒澤大主将の田沢選手が約23秒の差をつけてゴールへと飛び込んだ。 青学大のこれまでの優勝記録を2分ほどもチジメたとの事である。
幾つかの感動がこの駅伝にはあったと思う。 1つは、駒澤大の大八木監督も優勝インタビューの冒頭で述べていたが、大会関係者の努力である。 通常とはちがうコロナ禍の中で無事に開催でき無事に終了した喜びは、大会関係者に於いては何事にも代えられない喜びであったと思う。
2つは、頑張りぬいた選手の努力と活躍振りであり、これは同時にコロナ禍に於けるいつもの環境とは違う中で大会を迎え、いつもと違う歓声の中で走り続け、その中で、いつも以上の力を出し続けた選手達に拍手であると、TVからの中継の声が聞こえた。 けだし、その通り…
3つは、優勝した駒澤大の選手と監督のチームワークである。 かっては「王者駒澤」と呼ばれ、又「平成の常勝軍団」と言われたが、ここ6年くらいは青学大その他におされその名も忘れかけられた様であり、大八木監督の去就さえマスコミに載ったのである。 TVでも取り上げられたが、大八木監督はご夫妻で特に奥様は学生寮で選手たちの食事の賄を長い間続けているのである。そこには選手たちは、奥さんを母親として学生生活はもとより、いろいろと人生の相談先にもなっているようである。 優勝が決まった時の大八木監督の目に、涙がうっすりTV画面を通して映し出された。 拍手であり、感動と元気をもらった。 |
|