2025/4/12
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コンビ二の神様から学んだ事 5 |
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日本語に直せ !
「英語は使うな、日本語にしろ!」 戦時中の話ではない。 某日、鈴樹会長がFCミーティングで放った言葉である。 1980年(約40年前)当時、社内には… ディストリクト、ゾーン、ディリー、PLとBS、オープンアカウント、フィールドカウンセラー、オペレーション、リクルート、と一見何を言っているのか分からない言葉が氾濫していた。 それを鈴樹会長は指摘をしたのである。 フランチャイズ加盟者の中には英語が得意でない方も多々いるので、日本語に直せる言葉は極力日本語にせよとの指摘である。 山田は聞きながら、もっともな話だと感じ入った。 山田が所属した部署は「リクルート本部」であるが、社外の方にお会いすると度々、店舗を作る部署なのに何で人事部の人が来るの? とよく聞かれたことを思い出す。 余談だが「リクルート」は人事関係の意味に多く使われるが、本来は軍隊用語で新参兵を募集するという意味らしいが、フランチャイズの加盟者を新しく募集することを考えれば、リクルートも有りなのである。 店舗開発部と言う部署もあるが、これは原則直営店(事務所を持つ店舗や加盟者研修用店舗)の開発に携わる部署であり、マークセブン社はあくまで当初からフランチャイズ展開をする企業であり、その事業精神を共有する方々の参加を募るのである。 平たく言えば賃料はいくら、敷金はいくら、契約年数は等々を決めるのは店舗開発部の仕事で、リクルート部はフランチャイズ契約書を基に事業の考え方・仕組み・具体的な運営方法を説き、理解を得る為のカウンセラーなのである。 山田はその後一時地方活性化という事で、街中活性支援事業の財団法人に出入りし各地でのワークショップに参加したが、中心はほとんどが大学の先生方であり、門下の学生さんであり、かなり専門的な英語を話される方も多かった。 しかし参加者は地域の高齢者を中心に生活を営んでいる方々であるので、私は極力平易な日本語で説明をした。 お陰で「山田さんの説明はわかり易い」と言って頂いた。 マークセブン社が日本の中で、海や畑や山のある地域にも出店を果たしたのは、このような細かい配慮をもって先を見据えた鈴木会長の言葉と思う。 何故ならば接客は標準語や英語を交えて行う事では無くて、それぞれ地方にあった方言を交えながら、店主とお客が一体感を持つ事なのである。 ただ、2025年最近では海外からの旅行者も多く、英語を始め中国語などを交えて接客をしていかないと難しいようである。 ![]() |
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