2021/7/28

理事長ブログ 27 感動と脅威の狭間

連日熱戦が続いているオリンピックであるが、昨日27日と本日28日に、また新鮮な感動が呼び込まれた。 ソフトボールでの13年振りの優勝と、競泳女子200m個人メドレーで大橋悠衣選手の金メダルの獲得である。 ソフトでは上野由岐子投手の先発と再登板の好投がまず光り、そこに渥美選手のファインプレーを始め味方の攻守も有り、アメリカを無失点で切り抜けた。
 
大橋選手は、400mと200m個人メドレーで連続して2つの金メダルを獲得した。
これらの偉業にはただただ頭が下がる思いで有り、マスコミもTV各局を始め大々的に取り扱っている。 「感動をありがとう」と言いたい。
 
反面、28日の東京での新型コロナ感染者は3177人と過去最高となった。 大いなる「脅威」である。 この2年余りの中で東京で100人を超え、1000人を上回った時は我々は「大変だ!」と感じた事である。そして3000人超えである。 正直だからどうしたと言う心境は私だけであろうか? 麻痺状態に陥ってはいないのか? 自問自答してみる。 報道では若者達には、「コロナ感染恐るに足らず」とかの声が多いと聞く。 大いなる脅威なのだが、それをオリンピックの感動が打ち消してしまうのである。 何とも不思議な感覚であるがこれが実体なのである。 コロナ禍の中でオリンピックを開催した国しか分からない出来事なのかも知れない。
 
オリンピックが感染者を増やしているとは、思いたくないし、そうは思わないが、TVの前で素直に観戦・感動し、そして感染対策はワクチン接種済みに係わらずキチンと守っていきたい。