2021/3/7

理事長ブログ 22 背中合わせの幸せ

ブログ 22      背中合わせの幸せ

 

今年であの東日本大震災から10年が過ぎようとしている。連日TVの報道番組では、特集として当時の状況や、現在の復興されつつある街並みそして人々の生活等を描いている。

一瞬にしておきた大災害と向き合い戸惑いながらながらも、現実には心に鞭打ちながらも必至に堪え・耐えてきた方々の行動には唯々頭が下がるのみである。

更に10年後の今日2021年3月7日現在、首都4県はコロナ禍の中での非常事態宣言中である。目に見えない敵と戦いながら既に1年が過ぎようとしており、感染により命を奪われた方そして親族の思い、治療中の方、医療関係者の奮闘、事業縮小を余儀なくされる方、かっての日常生活が奪われた国民、しかもその規模は日本はおろか、世界中がその対象である。  今の状況は幸せ? それとも不幸せ?

高齢者という分類に私も入いるのであるが、コロナ感染の恐怖、災害、交通事故、病気・けがの恐怖と、一歩間違えれば幸せと不幸せが背中合わせにあるのである。

私は自分の手をよく見る事にしている。手の平が「幸せ」ならば、裏を返した時の手の甲は「不幸せ」と、まさしくこれは背中合わせの事なのである。

今が幸せならばその状態に全て感謝である。

今が不幸せならばその状態を取り除くべく努力と反省である。

要はそのどちらにあるかは別としても、一瞬にして裏と表が代わることを意識し続けている。そしてこの繰り返しが人生と言うものなのかと最近は想う。